販売・接客(サービス業)

定年後の仕事

シニアが始めやすく、人気となっているのがサービス業である、コンビニやスーパーなどの販売業や飲食店などの接客業です。

サービス業は顧客に対してサービスを提供するもので、幅広い業種が含まれます。情報サービス業やインターネット付随サービス業のようにアプリやウェブサイトを通じて情報を提供するものもあります。職種によっては顧客とまったく関わりがないこともあるのです。

接客をともなう仕事や、販売の仕事、教育や学習支援にかかわる業務も広い意味でサービス業の一部となります。

業務内容

販売、接客を含むサービス業はジャンルによって業務内容が変わってきます。

ホールスタッフ/フロアスタッフ

レストランや居酒屋などでお客さま対応を担当します。注文を受けたり、出来上がった料理を運んだり、会計時のレジを担当する仕事です。メニューの内容を説明したり、オーダーの確認をとったりと、コミュニケーションが多い接客業のひとつです。

キッチンスタッフ/調理スタッフ

ホールスタッフやフロアスタッフと違い、厨房でお客さまに提供する料理やドリンクを作った盛り付けたりする仕事の他に、厨房内の清掃や食器、器具の洗浄や、食材の在庫管理などをトータルでおこないます。

キッチンスタッフはレストランや居酒屋のみならず介護施設や学生寮などさまざまなところでの募集があります。ここでは調理師免許などがあると時給のアップにつながります。

ショップ/コンビニ/スーパー店員

レジ販売が主な仕事です。コンビニではスピード感が求められることが多く、品数の多いスーパーでは正確さも必要となります。

近年はIT化が進みセルフレジなども取り入れる店舗もあり、レジ販売の業務はそこまで難しくないものとなっています。レジ販売以外にも品出しや商品の入れ替えなどの作業を任されることもあります。

求人傾向

IT化が進む中でタッチパネル式の注文用端末や無人のコンビニが登場したりしていますが、すべてをそれらに頼ることはできません。そのため、常に一定数の求人があります。また販売や接客の仕事は若年層の離職率が高いこともありく、シニア層を積極的に採用する傾向があります。

メリット

お客さまに喜んでもらえる仕事です。サービスを提供する側としてのマナーや礼儀を身に付けることができます。人と接することで、身だしなみの意識が高まるといったメリットもあります。日々、たくさんの人と接することでさまざまな経験をつみ、価値観が広がります。 

デメリット

サービス業は就業時間中は立ったままの仕事が多く、足腰に負担がかかり、体力的に疲れる仕事です。お客さまと直接コミュニケーションをとる接客業では、クレームや苦情にも対応しなくてはいけない場面があります。またサービス業で多いのが土日や祝日、お盆など他の人が休暇のときには休むことができないという点があります。

こんなシニアにおすすめ

いつも笑顔を忘れず、顧客に対する思いやりをもち、柔軟にコミュニケーションをとることができる方におすすめできる仕事です。人と関わることや話をすることが好きな人、相手の立場に立てる人は接客業に向いています。

また、ときには重いものを運搬したり、店内を往復したりと、オフィスワークとは違って、立ちっぱなし、または常時動きっぱなしの状況となります。体力に自信があり、身体を動かすことが好きなシニアの方にはぴったりといえるでしょう。

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